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コラム
2020年10月1日

陸上競技(競歩)選手 山西 利和さん

やまにし・としかず

1996年、京都府生まれ。長岡第三中学校、堀川高校を経て京都大学を卒業。2018年、愛知製鋼株式会社に入社し、陸上競技部で競歩を続けている。学生時代は、2016・2017年、日本インカレ10000m競歩で優勝。2017年には日本選手権20km競歩で3位、ユニバーシアード20km競歩で優勝した。2018年、世界競歩チーム選手権20km競歩4位、同年のアジア大会20km競歩2位。2019年には、全日本競歩能美大会20km競歩優勝、さらに競歩GPラコルーニャ20km競歩で日本人初の優勝。ドーハで行われた世界陸上競技選手権20km競歩でも日本人で初めて優勝という快挙を成し遂げ、東京2020年大会出場が内定した。

東京2020大会で金メダルを取り、
その喜びを京都の皆様に届けたい。

陸上、そして競歩との出合いを聞かせてください。

小学生の時から長距離走が好きでした。中学で陸上部に入り、長距離走を専門にするようになりました。当時はたいした選手ではなく、地区予選で負けてしまうレベルでしたが、走るのは楽しかったですね。高校でも「楽しく続けられたら」という気持ちで陸上部に入部。そこで出合ったのが、競歩でした。高校1年の6月、競歩をしている先輩たちを見て興味を持ち、長距離と並行して競歩も練習するようになりました。最初は見よう見まねで、しばらくはルールを守るのに苦労しましたが、練習を重ねるうちにみるみる上達。2ヵ月後の8月に行われた京都府新人戦で優勝し、その年の近畿大会でも4位に入ることができました。どんどん競技にハマっていったのは、練習すればすぐに結果が出るのが嬉しかったから。恩師の指導もあって次第に長距離走より競歩の方が良い結果が出るようになったため、2年生からは競歩をメイン競技として取り組むようになりました。

京都とはどのような関わりがありますか?
京都での思い出を聞かせてください。

京都で生まれ、中学から大学卒業まで京都で過ごしました。陸上競技はもちろん勉学も、目標に向かって精一杯取り組んだ日々のすべてがいい思い出です。今の自分があるのは、恩師の先生方をはじめ、京都の地で多くの方々にご指導いただけたからだと感じています。

京都で競技を続けてきて学んだこと、成長したところを聞かせてください。

一競技者として、また一学生としてどうあるべきかを学んだと思っています。学生時代は「何のために競技を続けるのか?」「アスリートとしてのゴールは何なのか?」と自身に問い続けながら競技に取り組んでいました。自問自答しながら学生の本分である学業と陸上競技とを両立させる中で、物事の優先順位のつけ方や集中力といった、あらゆる分野で大切なことを身につけることができました。またさまざまなバックボーンを持った仲間と一緒に過ごす中で多様な視点を培ったことが、競技人生でプラスに働いていると思います。

アスリートにとって京都の魅力は何でしょうか?

毎年、全国高校駅伝や都道府県対抗女子駅伝など、身近で駅伝の全国大会が開かれ、一流の選手が走る姿を間近に見られたことは、中学・高校生の私にとって非常に良い経験だったと思います。陸上競技にかかわらず、そうした一流のものに触れる機会が数多くあることが、京都の魅力だと感じます。

くらしの中で文化や芸術に親しんでいることがありましたらお教えください。

芸術には疎く、深く親しんでいるというわけではありませんが、時々美術館に足を運び、絵画などを楽しんでいます。これからはもっと優れた芸術に触れる機会を増やし、自分の感性を磨いていきたいですね。

東京2020オリンピック・パラリンピックで京都の魅力を
世界にアピールするとしたら、どんなことを伝えますか?

やはり京都の文化を見ていただきたいと思います。単に形として残る神社仏閣や作品に留まらず、そうした文化を生活の中で楽しみ、連綿と受け継いできた京都という土地の風土、精神性を感じてもらうことが一番ではないでしょうか。

東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、
意気込み・目標を聞かせてください。

東京で開催されることが決まったのは高校3年の時。それ以来、オリンピック出場を目指して競技に取り組んできました。2018年に愛知製鋼株式会社に入社した後、国際大会で上位に入賞するようになり、2019年、ドーハ世界陸上競技選手権20km競歩で優勝。東京2020大会出場のチャンスをつかみました。私自身、特別身体が大きい方ではなく、これといったフィジカルの強みがあるわけでもありません。そのため常に「どうしたらライバルたちに勝てるか」「勝つために今何をすべきか」を考えながら競技に取り組んでいます。
目標は、東京2020大会で金メダルをとること。そのために残りの日々も精進します。当日、最高のパフォーマンスを発揮して、それが京都の皆様に届けば嬉しいです。ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。

写真提供/中部実業団陸上競技連盟


出典:『京都文化力プロジェクト2016-2020 機関誌 vol.4』「くらしの文化を楽しむ」

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